流産手術後に生理がこない〜高プロラクチン血症〜

不妊治療
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9w稽留流産で流産手術を受けました。

↓稽留流産の経緯

↓流産手術

流産手術から次の生理が来るまで約1ヶ月と
言われています。(※個人差あり。)

Twitterでは術後35日前後で来ている人が
多く、元の生理周期に依存している印象。

ところが35日経っても生理どころか
排卵もしない私。。

高プロラクチン血症の影響で生理が遅れて
いました。

この記事では、

  • 高プロラクチン血症とは?
  • 妊娠に与える影響は?
  • 治療すれば治る?
  • 不妊治療はいつ再開できる?

について、私の体験を合わせて紹介します。

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高プロラクチン血症とは?

高プロラクチン血症とは、プロラクチンの血中濃度が異常に高くなっている状態です。

プロラクチンは出産後に母乳分泌を促す
ホルモン。

そのため出産後高値になりますが、
出産と関係ないタイミングで高値になると
体に異常が出ます。

原因は生活習慣やストレスなど生理的要因、

脳下垂体腫瘍などの病的要因、

抗精神病薬などの薬の副作用があります。

病的要因のプラクチノーマ(脳下垂体腫瘍)
薬の副作用が原因の場合が多いです。

(参考:Medica Notel)

なおんご
なおんご

私の場合は病的要因かな?

脳下垂体のはたらきが弱いと

先生に言われたことがあります。

なおんご
なおんご

ただでさえ不妊治療はストレスで
精神的ツラさから鬱にもなるのに、

そのせいで高プロラクチン血症
になって
さらに不妊の原因が
増えるなんて
理不尽すぎる。。

妊娠に与える影響は?

高プロラクチン血症があると
妊娠しにくくなります。

出産後母乳を出している間、生理はきません。

乳汁分泌ホルモンであるプロラクチンが
卵巣のはたらきを抑制する
からです。

高プロラクチン血症では、母乳とは無関係に
卵巣のはたらきが抑制されます。

具体的には女性ホルモンであるエストロゲンと
プロゲステロンの分泌が抑制されます。

エストロゲンが抑制されると卵胞が育たず
排卵障害生理不順無月経となり、

プロゲステロンが抑制されると黄体機能不全
となり、妊娠維持ができず流産に繋がります。

つまり高プロラクチン血症自体が不妊要因
と言えます。

なおんご
なおんご

生理不順、排卵障害、
黄体機能不全、流産

高プロラクチン血症だけで

私の不妊要因が説明できちゃう。。

治療すれば治る?

高プロラクチン血症は治療できます。

薬の副作用の場合はその薬を中止。

プラクチノーマ(脳下垂体腫瘍)など病的要因の
場合は、プロラクチン分泌を抑える薬を服用
します。

  • カベルゴリン錠0.25mg
    …週一回 1錠

(引用:sawai medical site)

カベルゴリンはドパミン作動薬。

脳下垂体のドパミン受容体を刺激することで、
プロラクチン分泌を抑制します。

プロラクチン値が正常化すれば、
女性ホルモンの分泌も正常化し、
妊娠しにくさはクリアできます。

なおんご
なおんご

私は流産手術後、

高プロラクチン血症が発覚してから

7ヶ月ほど服用していました。

(※移植後はそのつど中止)

妊娠を望む女性のプロラクチン値の理想は
5〜16ng/mlです。

なおんご
なおんご

流産後46.8ng/mlだった数値が

カベルゴリン3週間服用で13.1ng/mg

まで下がりました!

 

不妊治療はいつ再開できる?

プロラクチンが下がったら。

きちんとした高温期を迎えてから。

と説明しているクリニックが多いです。

とはいえ、プロラクチン値や高温期の判断基準
は医師によって違うので一概に言えません。

ちなみに私のクリニックでは、

高プロラクチン血症が理由で移植を見送った
ことは一度もありません。

月経周期3-5日目の検査でプロラクチン高値であれば、カベルゴリンを週一服用。

移植日直前に再度検査し数値を確認。

なおんご
なおんご

移植日までに3回服用できます。

移植後は服用中止。

単純にカベルゴリン3週間連続服用で
プロラクチン値が下がったからかも
しれません。

ちなみに流産手術後生理が来ない問題は、

手術2週間後カベルゴリン服用開始、

5週間連続服用。

手術50日後の生理でやっと解決しました。

高プロラクチン血症のせいでなかなか生理が
来ず、流産後2周期の治療見送り期間が無駄に
長かったのは本当にキツかったです。

なおんご
なおんご

普通の人は手術2ヶ月後には妊活
再開できるのに「なんで私だけ…」

治療は進まないし、

生理待ってる間にも歳は取るし、

不安と焦りばかりの辛い時間
でした。

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まとめ

  • 高プロラクチン血症は、血中プロラクチン濃度が高値になっている状態。
  • プロラクチンが女性ホルモン分泌を抑制
    することで生理不順排卵障害無月経
    黄体機能不全流産を引き起こし不妊要因
    となる。
  • カベルゴリン服用で治療できる!
    カベルゴリンがプロラクチン分泌を抑制し、女性ホルモン分泌を正常化。
  • 私は高プロラクチン血症が理由で
    移植を見送ったことはなし!

 

不順はあれど生理は定期的に来ていたし、

定期検診で異常を指摘されたこともなし。

表面上何も問題ないはずなのに全然妊娠せず。

調べてみれば、高プロラクチン血症。

それによる生理不順、排卵障害、
卵胞成熟障害、黄体機能不全。

結果、稽留流産、化学流産、着床不全。

(※私の場合不育症もあるから、
高プロラクチン血症のせいだけではない)

一番最初、普通の婦人科で検査した時から
プロラクチン値は18.6ng/mlで、妊娠希望の
理想値
5〜16ng/mlより高かったんだよね。

でも一般婦人科の基準値は6〜30ng/ml
だから見落とされた。

一般婦人科の基準値には更年期や閉経後女性の数値も入ってるもんね。悔しい。

そして流産後は46.8ng/ml。

流産して手術して、赤ちゃんはもう居ないのに、身体がまだ妊娠してると勘違いしてる
のかな。

確実にお腹に赤ちゃんは居ないのに、

生理だけ来ない日々はただただむなしい。

術後2回目の生理が来るまでの3ヶ月、

本当につらかったな。。

↓治療再開後の移植

↓流産手術

↓不妊治療ブログまとめページ
(ほしい情報に飛べるよ!)

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