私の旦那さんは乏精子症による男性不妊。
産婦人科で診断を受け、不妊治療専門病院
セントウィメンズクリニックを紹介されました
が、男性不妊の検査機器はないとのことで、
獨協医科大学埼玉医療センターの
リプロダクションセンターに再転院。
このページでは獨協リプロダクションセンター
での男性不妊の初診の流れを、
旦那さんの実体験を元に記録していきます。
男性不妊の初診の流れ
セントウィメンズクリニックで紹介状は
もらえますが、獨協リプロへの予約は
自分で電話で取ります。
診察可能な予約日は最速でも3週間先でした。
不妊治療は年齢との勝負なので
この待ち時間はもどかしいです!
電話予約をすると
自宅に予約票と問診票が郵送されてくるので、
当日はそれらを記入して持っていきます。
初診とはいえ1日ですべての検査
を受けられるわけではなく、
- 1日目 保険診療での検査
- 2日目 自費診療での検査
- 3日目 検査結果
の3日間でワンセットです。
そして3日目の検査結果は、
2日目の検査の日から最速でも3週間後
になるようです。
獨協転院から検査結果が出るまで
6週間もかかります。
もどかしい!
1日目 保険診療での検査
保険診療での初診の流れは、
- 診察
- 視診・触診
- 超音波検査
- 採血
病院に着いたらまず、予約票に書かれた
指定の受付カウンターに予約票と問診票
を提出します。
そこで診察券と受付票、
そして個人情報が入ったファイルを受け取り、
リプロダクションセンターに移動します。
リプロダクションセンターは新棟(みらい棟)
にあり、みらい棟1階がリプロ総合窓口、
2階が女性不妊、3階が男性不妊
の診察フロアでした。
1、診察
まずは医師による診察。
主治医はセントウィメンズでの診察も担当
してくれた小堀先生という男性の先生。
診察とはいえこちらへの問診は特になく、
改めて初診は3日間でワンセットであると
流れの説明を受けました。
2、視診・触診
医師に直接睾丸を診てもらいます。
ベッドに横たわって、ズボンとパンツを
ずらした体勢で行われます。
睾丸のサイズをスケールで測ったり、
目に見える血管異常がないか診てもらいます。
触診で勃起することはないので
リラックスしてくださいね
と配慮がありました!
3、超音波検査
睾丸に超音波を当てることで、
睾丸内部に静脈瘤などの血管異常がないか
調べます。
触診の流れでベッドで横たわった姿勢のまま
行われます。
睾丸に温かいジェルのようなものを塗られ、
超音波の機械をいろんな方向に滑らせて
隅々まで診てもらいます。
検査後は先生がジェルを
丁寧に拭き取ってくれました!
これで医師による検査は終了です。
先生とはここでお別れなので、
検査結果がどうであれ体外受精を進めたい旨
を相談しました。
その結果、獨協の方から
セントウィメンズの主治医の方に、
直接希望を伝えてくれることになりました。
4、採血
保険での血液検査は、
一般検査とホルモン検査。
一般検査はコレステロールなど
健康診断で調べられる項目。
ホルモン検査は血液中のホルモンバランスに
異常がないか調べます。
採血はリプロから採血室に移動して、
一般診療の人たちと同じように行われました。
採血室で発行された整理番号がモニターに
表示されたら、指示された採血ブースで採血
してもらう流れです。
採血が終わったら1日目は終了。
会計窓口に個人情報ファイルを提出することで
会計の準備が始まります。
モニターに自分の会計番号が表示されたら、
自動会計機にて会計できるようになります。
保険診療ですが、
クレジットカードが使用できました。
診療代は15130円【保険適用】
2日目 自費診療での検査
自費診療での初診の流れは、
- 採精
- 採尿
- 採血
先生との診察はなしで、
検査のための検体を採るだけでした。
2日目は自動受付機に診察券を入れることで
受診票を受け取り、リプロ3階の受付に
受付票と診察券を提出します。
1、採精
精液検査のための採精です。
- 精子数、奇形率、運動率などの精密検査
- Y染色体に欠損がないかの遺伝子検査
に使用します。
採精室は「STUFF ONLY」と書かれたドアの
中にあり、説明スタッフ以外とはすれ違わない
よう配慮がされています。
採精室で採精カップと記入票を受け取り
簡単な説明を受けました。
記入票には名前と禁欲期間、採精した時間
を記入します。
採精室は施錠可能なネットカフェの一室の
イメージで、ドアの正面にパソコンがあり
その傍らに3枚のAVが用意されていました。
AV女優のラインナップは、
・桐谷まつり
・吉沢明歩
・葵つかさ
でした笑
採精したカップと記入票は、
採精室を出たところにある提出口に
置いておきます。
採精室はスタッフオンリーの中に
あったり、鍵付き個室だったり、
提出は人目に触れなくて良かったり
しっかりプライバシーが守られて
います!
2、採尿
尿検査のための採尿です。
クラミジア、淋病などの性病検査
に使われます。
採精が終わると、採血室に行くよう指示を受け
採血室では採血の受付番号と検尿カップを
渡されます。
採尿と採血はどっちが先でもいいようです。
採尿は、採血室の近くにある採尿トイレにて。
トイレの中に提出窓口があるので採尿カップは
そちらに提出します。
3、採血
自費での血液検査は、
- 血清中の亜鉛、銅、鉄の微量元素測定
- B型C型肝炎、梅毒、HIVの感染症検査
採血と流れは1日目と同じで、
受付番号がモニターに表示されたら、
指示された採血ブースで採血です。
採血が終わったら、会計窓口にファイルを
提出し終了です。
診療代は72600円【自費】
血清亜鉛、銅、鉄検査 | 3000円 |
性病チェック | 4000円 |
精液検査 | 6000円 |
感染症一式 | 8000円 |
Y染色体微小欠失検査 | 45000円 |
遺伝子検査が特別高かった
ようです。
3日目 検査結果
検査の結果は最速3週間後。
検査結果の報告書を9枚渡され、
先生の口から結果の概要が伝えられました。
結果の報告と生活習慣のアドバイスがあった
だけで、診察自体は15分ほどで終了。
ホームページに検査結果のデータはDVDに
まとめてくれると記載がありましたが、
実際DVDはありませんでした。
女性側の不妊治療の病院への情報共有は、
検査結果をすべて添付した紹介状として
発行してくれました。
診療代は1100円【自費】
ちなみに結果は以下の通り。
男性不妊、精密検査の結果。
・乏精子症、原因不明
・遺伝子検査異常なし
・運動率ちょっと悪い
・精子量、以前より少し回復数値だけなら人工授精も選択肢に入るみたい。
ひとまず遺伝子エラーで受精卵すら作れないみたいな最悪の結果じゃなくてよかった( ; ω ; )
— なおんご@1人目不妊で男性不妊 (@naongo_home) March 15, 2021
まとめ
獨協医科大学埼玉医療センターの
リプロダクションセンターは、
- 予約は最速でも3週間後。
- 初診とはいえ検査は保険診療と
自費診療の2日間かかる。 - 検査結果は最速3週間後。
- かかった費用は、
保険診療15130円
(初診料2200円込み)
自費診療72600円
検査結果(自費診療)1100円
合計88830円。
精索静脈瘤のような手術で改善が見込める原因
が見つからなかったのはショックでした。
予約から診療までの3週間、
検査結果が出るまでの3週間の合計6週間。
旦那さんの検査結果を踏まえた今後の治療方針
を相談できないのが一番もどかしかったです。
大学病院が多忙で予約が取りにくいことも、
検査結果がすべて出揃うのにも時間がかかる
ことも承知しています。
ただ不妊治療は年齢との勝負なので、
大事な時間が刻一刻と待ち時間で消費されて
しまうのはつらかったです。
↓NEXT
↓不妊治療ブログまとめページ
(ほしい情報に飛べるよ!)
コメント