セントウィメンズクリニックの不妊治療〜治療の流れとかかったお金〜

クリニック選び
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なおんご
なおんご

なおんご@naongo_homeです!

31歳男性不妊発覚。

移植①稽留流産。

移植②③化学流産、着床不全。

移植④で妊娠、出産しました。

2020年9月〜妊活開始。

排卵日に合わせてタイミングは取れていたはず
なのに4周期連続で妊娠せず。。

違和感を感じて不妊相談ができる産婦人科
のりこレディースクリニックで検査を受けた
ところ、乏精子症の男性不妊が発覚。

2020年1月〜セントウィメンズクリニックで
本格的に不妊治療をはじめました。

この記事では、セントウィメンズクリニックの
不妊治療の流れと実際にかかったお金を
記録していきます。

同じく不妊に悩み、治療を検討している
あなたの参考になれたら嬉しいです!

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セントウィメンズクリニックについて

アクセスJR浦和駅東口より徒歩2分
住所埼玉県さいたま市浦和区東高砂9-1   SUMIDA ONE4階
ウェブ予約初診から可能だが難しい
診療時間平日:9:30-12:30 15:00-18:30
木、土:9:30-12:30
休診日日、祝日
HPhttp://www.saintwomen.com

JR浦和駅徒歩2分。

県内トップの成績を出している評判の病院。

院長は60代のベテランの男性。

ちょっと雰囲気は怖い感じですが、
患者第一で熱心な先生です。

口コミでは、

  • 腕が良いと評判の先生
  • 学者タイプでボソボソ喋る
  • 検査結果に応じた
    ステップアップはスムーズ
  • とにかく待ち時間が長い
  • 予約があっても
    2〜3時間待ちは当たり前
  • 待合室に先生の怒鳴り声が響く
  • 患者に怒鳴ってくることはない

一番の特徴はやはり待ち時間の長さ。

あまりにも順番が後ろの場合は
「◯時まで外出してきて」
と言われることもあります。

待合室にフリーWiFiがあるので
インターネットで暇つぶしできます。

待ち時間は我慢ポイントですが、
先生の腕が良いと評判
ステップアップがスムーズなのは
非常に安心感があります。

なおんご
なおんご

ステップアップは
本当にスムーズ!

通院3周期目には
体外受精の準備に進みました!

一方で、タイミング指導や人工授精で妊娠が
見込める患者さんには、早期からの体外受精を
無理強いしない良心もうかがえます。

また男性不妊の診察も可能です。

とはいえ専用の検査機器はないので、獨協大学
埼玉医療センターのリプロダクションセンター

に紹介され、そちらでの精密検査になります。

一周期目 原因探しの検査

ここからは治療流れと実際にかかったお金を
紹介します。

通院開始一周期目は、不妊の原因探しの検査。

通院回数は4回。
医療費は合計16820円(保険適用)

初診

初診は、内診と診察のみ。

紹介状の内容を確認し、細かい部分を
質問される診察スタイル。

治療方針の話は特になく、今後受ける
検査内容が書かれた紙を渡されました。

なおんご
なおんご

多嚢胞性卵巣で排卵障害。
排卵誘発剤クロミッドで
生理周期をコントロールする
ことになりました。

卵管造影検査

2回目の受診は、卵管造影検査。

卵管の詰まりが妊娠を妨げてないか調べます

詳しくはこちらの記事

なおんご
なおんご

卵管造影検査は異常なしでした!

フーナー検査

3回目の受診は、フーナー検査。

性交後、女性の膣内粘液に精子が適切に
侵入できているか判定します

詳しくはこちらの記事

なおんご
なおんご

結果、精子はゼロ。。

性交しても私の中に一匹も
届いてないのはショックでした。

ホルモン検査

4回目の受診は、ホルモン検査。

黄体期ホルモンである
プロゲステロンの数値が正常かを調べます。

プロゲステロンは
子宮内膜を着床に適した状態に整えたり、
着床後は妊娠を維持させるはたらきを
している重要な女性ホルモン。

これが低いと黄体機能不全という不妊の要因
になります。

詳しくはこちらの記事

なおんご
なおんご

プロゲステロンは低め。

前周期では問題なかったので誤差
かもしれないけどショックです

 

二周期目 精液検査結果待ち

男性不妊の精密検査の結果待ちで
治療方針が決まらないため、
二周期目はタイミング指導。

卵胞の育ちが悪く排卵誘発剤注射で
卵胞を育てることになりました。

とはいえ男性不妊にとって、
タイミング指導は実質スキップ。

卵胞、注射で育てる必要あったか?
と疑問は残ります。

なおんご
なおんご

結果によって人工授精の選択も

できるように育てたのかな?

二周期目の内容は、

通院回数は4回。
医療費は合計6850円(保険適用)

排卵誘発剤注射

5〜7回目の受診は、排卵誘発剤注射。

排卵時のホルモン挙動をホルモン注射で
人工的に作り
卵胞を育てます。

詳しくはこちらの記事

治療方針決定

8回目の受診は、
男性不妊の精密検査の結果報告。

精密検査は獨協大学埼玉医療センターの
リプロダクションセンターにて。

なおんご
なおんご

予約から結果まで
6週間もかかりました。。

詳しくはこちらの記事

検査結果を主治医に報告した結果、

医者
医者

数値はかなり良くない。

人工授精はおすすめできない。

とのことで、排卵誘発剤注射は中止。

クロミッドで排卵させて、
次の周期から体外受精に向けた準備
をすることになりました。

通院開始6週間、
ようやく治療方針が決まりました。

なおんご
なおんご

原因不明の乏精子症とはいえ、

精子自体に問題はないこと。

ようやく体外受精に進めること。

少しだけ精神的に楽になりました。

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三周期目 体外受精の準備

体外受精へのステップアップが決まり、
三周期目は体外受精に向けた準備期間。

通院回数は3回。
医療費は合計16180円(保険適用)

体外受精の準備周期について、
詳しくはこちらの記事

 

四周期目 体外受精〜採卵〜

四周期目はいよいよ採卵周期。

体外受精は
体外に取り出した卵子と精子を受精させ、
できた受精卵を女性の体に戻す方法。

そのため卵子を一度体外に取り出す
必要があり、これを採卵と言います。

採卵周期の内容は、

  • 排卵誘発剤の投薬指導
  • 性病検査
  • 採卵
  • 培養師さんからの培養・凍結報告
通院回数は7回。
医療費は合計552892円!
【自費!】
体外受精250000円
顕微授精49000円
AIタイムラプス61000円
凍結代55000円
その他(薬剤、検査など)137892円
なおんご
なおんご

料金表には明記されていない
薬・検査代が約14万円。

盲点でした。

採卵日当日について、詳しくはこちらの記事

採卵周期について、詳しくはこちらの記事

 

五周期目 休息周期

通院5周期目は休息周期。

排卵誘発剤で
腫れてしまった卵巣を休ませます。

通院回数は1回。
医療費は2050円(保険適用)

 

卵巣を休ませるための薬は、

  • プラノバール:1日1回 11日間

プラノバールは中用量ピルであり、
エストロゲンとプロゲステロンの配合剤。

本来卵巣から出る女性ホルモンを
薬剤として服用することで卵巣を休ませ、
卵巣内のホルモン環境を整えます。

このプラノバール、
副作用が強いと悪名高い薬です。

  • 夜中の3〜4時頃に吐き気が強くなり
    眠れない。
  • ↑が、服用開始3日間ほど続く。
  • 4日目以降は
    体が慣れてくるのか落ち着く。

そして服用終了後、
生理が来るまで約1週間かかります。

なおんご
なおんご

服用終了5日後にやっと生理。

カウフマン療法は3日後だったので
なかなか来なくて不安でした。

生理周期は19日間。

採卵後すぐには移植できず
もどかしさはありましたが、
休息周期を短くまとめてもらえたのは
ありがたかったです。

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六周期目 移植周期

六周期目はついに移植周期。

体外受精は体外に取り出した卵子と精子を受精
させ、できた受精卵を女性の体に戻す方法。

そして移植とは受精卵を子宮に戻すこと。

この周期では、
移植した受精卵が妊娠に至ったか判定
します。

泣いても笑っても、
今まで取り組んできた治療の結果が出ます。

移植周期の内容は、

  • 子宮内膜と卵胞を育てる
  • 移植に向けた排卵誘発
  • 凍結融解胚盤胞移植
  • ホルモン補充
  • 妊娠判定
通院回数は12回。
医療費は合計106385円!
【自費!】
保険診療12350円
自費94035円

移植周期について、詳しくはこちらの記事

なおんご
なおんご

化学流産でした。

すごく辛いです。

流産という結果でしたが、院長の治療は
流産予防面、移植後のプロゲステロン補充面で
かなり手堅く、一度の移植で妊娠できるよう
最大限の配慮をしてくれた
と感じています。

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続、六周期目 稽留流産

化学流産と診断された後、
なかなか生理が来ず、
診てもらったら胎嚢が確認され、
妊娠が発覚しました。

とはいえ結局9週で稽留流産となりました。

6〜9週までの通院は、
1週間おきに4回。
医療費は合計7650円【保険適用】

↓流産発覚の経緯

なおんご
なおんご

つわりはある。

体温は高温期。

でも赤ちゃんの心臓は止まってる。

稽留流産ほど残酷な流産は
この世にないよ。。

9週心拍確認できず、
10週心拍確認できないことを再検査、
11週で流産手術となりました。

10週1670円【保険診療】
11週流産手術13940円【保険診療】

流産手術について、詳しくはこちらの記事

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七、八周期目 術後ダウンタイム

流産手術後、
2回生理が来るまで治療は再開できません。

生理を見送らず妊活を再開すると、
再度流産する可能性が高いからです。

術後の回復が目的なので自然な生理を待つ必要
があり、クロミッドなど排卵誘発剤やピルに
よる月経コントロールもできません。

唯一使える漢方、当帰芍薬散だけ飲んで
生理が来るのを待ちました。

1回目の生理は手術50日後。

2回目の生理はその45日後。

なかなか生理が来ないのは
高プロラクチン血症のせいでした。

詳しくはこちらの記事

なおんご
なおんご

高プロラクチン血症のせいで

なかなか生理が来ず、

流産後2周期の治療見送り期間

が無駄に長かったのは

本当にキツかったです。

Th1/Th2〜免疫異常の不育症〜

流産の原因特定のため不育症検査を受けたところTh1/Th2比が高い免疫異常の不育症が発覚。

今後の移植は免疫抑制剤タクロリムスを併用することになりました。

Th1/Th2とタクロリムスについて、詳しくはこちらの記事

なおんご
なおんご

私の免疫が受精卵を

攻撃しちゃってたのかな。。

ダウンタイムの通院回数は、
2週間おきに7回。
医療費は53220円
保険診療14720円
自費(不育症検査)38500円
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九周期目 移植周期②

約3ヶ月のダウンタイムをやり過ごし、
治療再開。

移植②は前回同様自然周期移植にて。

前回との違いはTh1/Th2不育症対策で、
クロリムスを1日1カプセル服用

その分医療費は前回より高くなりました。

通院回数は11回。
医療費は148115円。
保険診療10110円
自費138005円

自然周期移植について、詳しくはこちら

なおんご
なおんご

受精卵1つもどし。

化学流産でした。

ダウンタイムをやり過ごし、

念願の移植で希望も期待も

大きかったのでショックも

大きかったです。

 

十周期目 移植周期③

化学流産のショックを引きずりつつ、
すぐまた移植周期。

移植③も前回同様自然周期移植にて。

前回との違いは
タクロリムス1日2カプセルに増量。

卵胞を育てるための排卵誘発剤注射が、

uFSH注射用150単位「あすか」→
ゴナールエフ皮下注用150に変更。

ゴナールエフは採卵時に使用した排卵誘発剤。

なおんご
なおんご

複数個の卵胞を育てて

排卵させることで

プロゲステロン濃度を

上げようとしたのかな?

タクロリムス増量、ゴナールエフは高価
なので、医療費はさらにアップ。

(※タクロリムスは自費。
ゴナールエフは保険診療。)

通院回数は17回。
医療費は167470円。
保険診療29990円
自費137480円
自然周期移植について、詳しくはこちら

なおんご
なおんご

受精卵2個もどし。

着床せず、でした。

統計的に3回目までの移植で

妊娠に至る人が多いんだって。

これで3連敗。

希望が見えなくて、

ぐしゃぐしゃに泣きながら

帰りました。

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11周期目 移植準備周期

2周期連続移植失敗。

慢性子宮内膜症の疑いのため
子宮鏡検査・子宮内膜組織検査

子宮鏡検査・子宮内膜組織検査について、
詳しくはこちらの記事

なおんご
なおんご

専用の医療器具を自費で購入

(6270円)することで、

検査の痛みを和らげられるよう

になっていました。

全然痛くなかったし、検査後の

休憩も必要ありませんでした。

(前回は検査後30分ほど

ベッドで悶え苦しんだ。)

なおんご
なおんご

慢性子宮内膜症は陰性でした。

この周期はカウフマン療法により、
生理周期は27日と短くまとまりました。

カウフマン療法について、詳しくはこちら

通院回数は4回。
医療費は20590円。
保険診療14320円
自費(医療器具)6270円

 

12周期目 移植周期④

自然周期移植で三連敗のため、

移植④はホルモン補充周期にて。

タクロリムスは1日2カプセル。

通院回数は7回。
医療費は127460円。
保険診療4560円
自費122900円

ホルモン補充周期移植について、
詳しくはこちらの記事

なおんご
なおんご

初陽性!

判定日hCGが高かったことは

過去3回一度もなかったので

本当に嬉しかったです。

なおんご
なおんご

とはいえ

9w稽留流産を経験しているので

まったく気は抜けません。

妊娠後の通院スケジュール

妊娠判定後は週一で通院。

5週胎嚢確認、
6週心拍確認、
7週2回目の心拍確認、
8週3回目の心拍確認をもって
クリニック卒業となります。

なおんご
なおんご

私の場合、

Th1/Th2不育症のため

8週卒業はできませんでした。

9週以降もTh1/Th2モニタリング、
タクロリムス処方のため通院継続。

不育症の影響で通院は通常より8回多く

お金は230980円多くかかりました。

Th1/Th2不育症と妊娠後の通院スケジュール・
医療費の詳細はこちらの記事

妊娠後の通院スケジュール・医療費は、
こちらでも紹介しています。
(流産だったけど)

なおんご
なおんご

この移植④で

35週4日緊急帝王切開にて

双子を出産しました!

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まとめ

治療を受けた感覚、
セントウィメンズクリニックは
かなり良心的なクリニックです!

  • 採卵周期以外はすべて保険適用!
  • 院長は学者タイプで寡黙だけど、
    患者第一でとても熱心。
    →日曜日も祝日も診察してるし、
    毎日夜22時過ぎまで仕事してる。

    なおんご
    なおんご

    いつ休んでるんだ???
    と心配になるレベル。

  • 採卵周期合計金額は
    552892円【自費!】

    →料金設定はかなり良心的だと思うけど、
    顕微、培養、凍結技術料込み約55万円。

    なおんご
    なおんご

    採卵までに使用する薬剤、
    検査など料金表に書かれてない
    費用約14万円が盲点
    でした。

  • 移植周期の合計金額は106385円!
    移植後プロゲステロン補充が手厚い。
    一度の移植で妊娠に至るよう最大限配慮
    してくれる。
  • 4回移植したけど、
    毎回必ずやり方を変えてくれる!
    トライアンドエラー。
    同じ方法は一度もなかった。
なおんご
なおんご

学者タイプと言われる部分
かもしれない。

先生のこと信じて、
真剣に治療に取り組んで本当によかった!

途中でくじけたり、泣いたり、
死にたくなったりしたけど、
諦めず生きてて本当によかった!

心の底から感謝しています!

↓不妊治療を終えて

↓不妊治療ブログまとめページ
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